ドングリ笛

 ここで紹介するドングリ笛はマテバシイを使ったものです。マテバシイは大きくて外の皮が硬いのでドングリ笛には最適です。
 普通ドングリ笛は真上の帽子を被っていた所を丸く穴を開けて、中をほじくるのですが、その穴を開けるのがちょっと大変なので、今回は上部を斜め45度くらいにカットします。
 写真のように。



 そのカットの仕方はご存知コンクリートでこすります。下の写真。
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 中の白い実がはっきりと見えるまで、こすります。下の写真くらい。
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 真横から見るとこんな風です。
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 次に中の実をほじりだします。それには道具があると大変重宝します。今回は手作りのこんな道具を使います。この道具の作り方はこちらを参考にしてください。『ほじ力(ほじりき)君』
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 ほじ力君を使って中身を出します。
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 あまりあせらずに、丁寧に。マテバシイの皮は硬いのでちょっとのことでは突き抜けませんが、あまり力を入れると穴の縁の部分などが割れることがあります。
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 中の白い実だけではなく、渋皮も綺麗に取りましょう。そのほうがいい音が出ます。
 こんな感じで出来上がりです。
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 さて、鳴らしてみましょう。
 鳴らしかたは穴を上に向け、その穴のすぐ下を下唇に押し当てます。口を細く開け、勢いよく真正面に向かって吹いてみてください。真上に穴を開けた場合は下向きに息を吹き付けますが、今回の45度カットの場合は真正面に向かって吹けばいいのでより簡単です。
 うまくならない場合は少し唇の位置を変えたり、吹く角度を変えたりして試みてください。そんなに難しくは無いはずです。
 下に吹き方見本の写真を載せておきます。
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 以上で終了です。簡単だったでしょ。大人なら10分もかからないでしょう。小学校低学年の子でも2・30分もすれば出来るでしょう。ただ尖がった道具を使いますので、大人の人がついていてください。