カラスウリの笛

 どなたもカラスウリはご存知ですよね。荒地や垣根に絡まっていて、秋にオレンジ色の卵大の実を付けるあれです。
 それが笛になるというのはちょっと意外な気がしますか。ちょっと柔らかそうですからね。でも結構いい音がでますよ。
 



 まだ実が緑のうちの方がしっかりしていていいようですので、今回は緑のもので説明します。まず初めに頭の方でもお尻の方でもいいですから、吹き口を作るためにカットします。下の写真の赤い線の辺りです。カッターナイフなどで充分です。
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 このくらいでしょうか。ウウン、これはちょっと切りすぎかな。
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 次に、中の種やその回りのドロドロとした部分を掻き出します。割り箸や竹串や爪楊枝でも結構です。今回はドングリ笛のために作った「ほじ力君」を使いました。
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 ウリ科によくあるような種とドロドロを掻き出します。こんなんでました。
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 中をよく掻き出すとこんな感じに仕上がります。これでカラスウリの笛の出来上がりです。簡単ですね。
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 鳴らし方はビンを鳴らす時の要領です。口が広く開きすぎた時は下唇や顎で口を少し塞いで吹くとよくなります。どれもそうですが説明しずらいコツがありますので色々と工夫して吹いてみてください。こんなふうに吹くのが一般的です。モデルが悪すぎです。何時かちゃんとしたモデルさんで写しなおしてやる。
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 今回はあまり難しくありませんでしたね。しかし何故か、カラスウリの実をほじくってから時がたってカラカラに乾いてしまうと鳴らしづらくなってしまいます。どうしてなのかわかりません。ですから一時の楽しみということです。